『まず音楽を学びましょう』

学長 ジョシュア佐佐木


 礼拝音楽をもっともっと豊かにするため、音楽奉仕者は真剣に勉強しなくてはなりません。最近気になっていることは、ワーシップチームのリーダーやメンバーが音楽をあまりにも知らなさ過ぎるということです。基本的な音楽理論を学んでいない、音感教育を受けていない、楽譜がわからない、楽曲の構造やソングライティングの基本、発声や表現方法など、何もわからないで奉仕をしている人が、いかに多いことでしょう。


 教会での音楽奉仕は、ライブハウスのアマチュアバンドや、カルチャーセンターのゴスペルクワイアーのような「素人」とは違います。


 今、教会で用いられているワーシップソングや黒人ゴスペルソングは、音楽としては非常に単純な構造なので、誰でも簡単に演奏できるように錯覚してしまいがちです。それらの楽曲を演奏するのに楽譜を使わないのは当たり前ですが、「楽譜を使わない」ことと、「楽譜がわからない」ことは別のことです。音楽の基礎的な知識のない者が、きちんとした演奏をすることは無理です。


 楽譜がわかるというのは、文章を書いたり、読んだりできることと同じ意味を持ちます。文章をよく理解できる人は、多くの知識をすばやく会得することができます。また文章を上手に書く人は、人々とのコミュニケーションがスムースになります。読み書きができない人でも日常会話はできます。しかし、文章が書ける人の会話と、そうでない人の会話には、大きな差があるのです。特に人前で話す場合は、きちんとした原稿が書けない人は、正確な内容を伝えることはできません。このように考えると、人前で音楽奉仕をする者が、「楽譜がわからない」ということは、大変無責任なことだということが分かると思います。


 同じ理由から、すべての音楽奉仕者に鍵盤楽器(ピアノ)を学んでほしいと思います。音楽理論や和音の理論を学ぶためにも、これは大変重要なことです。鍵盤は和音の構造を視覚的に捉えることができるからです。楽譜に慣れ親しむことと、鍵盤を学ぶことで、もっと音楽を理解することができ、そして、そのことによってもっともっとクリエイティブ(創造的)な音楽奉仕ができるのです。


 歌が下手な人は、ワーシップリーダーとして人前に立ってはいけません。うまくなってください。そのためには発声について、真剣に研究しなくてはなりませんし、日本語の発音や呼吸のタイミング、フレージングを学ぶ必要があります。


 音楽奉仕者の歌や演奏がヘタであるということは、礼拝や集会の霊性を下げ、集まっている人に対する迷惑だけに留まらず、必ず伝道の足を引っ張ることになります。心してコツコツ学んでいただきたいと思います。




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