世界のワーシップ

■ Here I'm to worship

今年4月、香港でユース・アルファという若者向けの伝道方法を紹介するセミナーがもたれ参加しました。セミナーでの一つの目玉はイギリスの「ティム・ヒューズ(Tim Hughes)」とオーストラリアのクリスチャン・バンド「プラネット・シェーカーズ(Planet Shakers)」のコンサートでした。ティムが作った"Here I'm to Worship"という名曲は今、世界中で歌われています。コンサートは香港のノース・ポイント(北角)にある収容人数1000人ほどのアッセンブリー教会で行なわれました。コンサートには多くの若者が集まり、開演前から長蛇の列でした。

イギリスとオーストラリアをそれぞれ代表するようなビッグな顔合わせでどのようなワーシップ・コンサートが実現するのか楽しみでしたが、結果は期待以上のものでした。単に同じステージに別々の持ち時間でコンサートを作るというのではなく、プラネット・シェーカーズの中にティムも加わっての曲が何曲かありました。また、現地の広東語での"Here I'm to Worship"を香港のワーシップリーダーがリードするというシーンもありました。そこに感じたものは調和と謙遜さ、熱くしかも清々しい聖霊の臨在でした。

ティム自身が語っているこんなエピソードがあります。彼が若かったある日のこと、賛美のときに会場の一番後ろに座っていたそうです。イギリスではワーシップの中でフラッグ(旗)を使ってダンスすることがあるのですが、彼自身が旗をもって振るということは考えもしたことがありませんでした。それは彼の「趣味」ではなかったのです。しかし、そのときティムは「お前が旗を振るのだ」という主の促しを感じました。しばらく、葛藤したのですが、彼はおもむろに立ち上がり、一番目立たない色だったそうですが、フラッグを手にとり、それを振りました。そのとき、彼は「礼拝すること」を学んだそうです。自分ではなく主、主への明け渡し、そのような領域を彼は知ったのです。

技術の上手さや美しさを超えて、このような神との関わりにおける成熟さを持ったワーシップリーダーに導かれる賛美はほんとうに主から来る豊かさを覚えます。徹底した主への従順・・・それはワーシップリーダーを志す者にとって不可欠の要素であることを覚えさせられるコンサートでした。

(記:ゴスペル音楽院講師 北 秀樹)

< 参 考 >

ティム・ヒューズ→http://www.timhughesmusic.com/

プラネット・シェーカーズ→http://www.planetshakers.com/