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「原稿用紙を10枚 書く力」

「いま文章を書くことが苦手だという人たちが多い。ことに若い年代に多くなっている。書く力は、読書力と深い関係がある。書く力がない人は、たいてい読む力もない。しかし、学生なら論文やレポートを、社会人なら、報告書から企画書にいたるまで、さまざまな形で書く力が要求される。それなのに、日頃書く訓練があまりにもふそくしているのではないだろうか。
そして、もっと大事なことは、「書く力」を身につけることで、読書力がつくだけではなく、これからの社会でもっとも必要とされる「考える力」をつけることができるということだ。」(本文まえがき、一部変更)
本書の構成の一部を紹介します。
第1章 書くことは考える力を鍛える
1 書く前に考える
2 思考力を鍛える
3 書くことは価値の創造だ
第2章 書く力とは構築力である
1 引用力・レジュメ力をつける
第3章 文体を身につける
1 文体が文章に生命力を与える
一流の音楽奉仕者になるためには、「書く力」は必要不可欠です。なぜなら「書ける」ということは、「筋道を立てて考える力」がある。つまり他社に対して明確かつ的確に自分の意志を伝える力(コミュニケーション能力)の基本ができていることだからです。
奉仕の現場で正しいコミュニケーションができないならば、トラブルの連続です。「書く力」の向上にチャレンジしましょう。
美しい日本語に触れる―日本文学・純文学を読もう
今回は本の紹介でなく、「美しい日本語に触れること」の大切さについて書きます。特に美しい日本語を用いて、日本の情景や日本人の心を描いている日本文学、純文学に触れていただきたいと思います。
皆さんは礼拝、伝道、賛美、そしてクリスチャン同士の会話で用いられる日本語を客観的に考えたことがあるでしょうか。私たちクリスチャンは、聖書の日本語に触れる時間が長く、その日本語が私たちの日本語の基準になっているように思います。
日本語の聖書は、多くの偉大な学者たちが原語の意味に忠実に翻訳したものです。しかし、日本語という観点から考えると、変わった言い回しや表現が多いことに気がつきます。まったく文法の異なる言語間の翻訳のため、原語に忠実であればある程、日常的な表現からかけ離れて行くことは当然の結果とも言えるのです。
私たちは、聖書の中の独特な言い回しや、教会でしか使われない用語を、あまりに多用していないでしょうか。初めて教会に来た人に、「主を崇めましょう」「さあ、賛美しましょう」「さあ、お交わりしましょう」「主を信じたら、あなたは救われます」と言っても意味は通じません。伝道のため、私たちはもう一度、教会で使う日本語を考え直す必要があるのではないでしょうか。
美しく、正しく、わかりやすい日本語で福音を伝え、主に賛美をささげるためにも、日本のすばらしい文学作品に目を向け、よい日本語に触れて行こうではありませんか。
夏目漱石 こころの文庫本

山本周五郎 「さぶ」

山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
